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過去の記事

第一回 社会人生活の振り返り 【卒業~阪急交通社入社時代(1997)】

第二回 【直心寮(1997~1999)】

第三回 【阪急ブルーインズとの出会い

第四回 【人事異動(1998)】

第五回 【上昇気流(1998~1999)】

第六回 【西へ・・(1999)】

第七回 【決断~リスタート(2000)】

第八回 【越野宝商に入社(2000~2001)】

第九回 【ブルーインズの躍進(2000)】

第十回 【意識の低い宝石屋の二代目(2001~2005)】

第十一回 【阪急ブルーインズ二度目の挑戦(2001)】

第十二回 【阪急ブルーインズXリーグ昇格(2003)】

第十三回 【まさかの悲劇(2004~2006)】

第十四回 【新しい船出(2008)】

第十五回 【誇らしい出来事】

第十六回 【大逆転劇(2003~2004)】

第十七回 【インターネットに挑戦(2008~2009)】

第十八回 【転機(2008~2010)】

第十九回 【ブルーインズ 苦しみの果てに(2005~2010)】


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さて、拠点を箕面に移し、新たなスタートを切ることとなりました。


そこには何のツテもなく、

単に嫁さんの実家があり、学生時代の友人が少し住んでいる。

その程度のものでした。


自宅の一室を事務所利用でスタートしました。


全く売上に見込みもなく、少しでも経費を抑えないといけない。


どこかに事務所を借りよう。


そんな選択肢は考えることができませんでした。


仕事場と家庭が同じスペースにある。


この中で、自分を律しながら仕事をすることはなかなか大変でしたが、
自分の中で公私をきっちりわけるルールを決めて取り組んでいました。


でも、もちろんリビングに場所を移せば、くつろげる空間があるので、
そこでサボってたこともあります・・・。


「地域密着で小売業をしたい!」


そんなおぼろげな理想を描いても、実際は、行動に移すアテもなく、
従来通りの卸販売のセールスを続けてました。


朝、メールチェックを事務所で済ましてから、大阪、京都、そして神戸
などに足を運び得意先を訪問します。


でも実際、得意先の店頭でお話する時間なんてしれてます。


移動に時間がかかるっていったってそれもしれてます。


簡単に言えば、


仕事がないんです。

やることがないんです。


仕事がないから、じゃあ帰ろう。


そう考えても不思議ではないのですが、早々に帰るってのも、
嫁さんに不安を与えるし、なかなか難しかったです。


そんな時の僕のお友達は、

ドトールのコーヒー。

そしてビジネス書を含めた本。


今、思えばかなりの時間をそうやって過ごしていたように思えます。


将来が不安なんです。

何かにすがりたいんです。


何かヒントがないか?


ひたすら本を読んだり、人の話を聞いたりしました。


でも、インプットばかりで頭でっかちになって、

「行動」というアウトプットがまったくできてませんでした。



そんな最中に長男が生まれ、嬉しく幸せな一方、

さらに責任と重圧がのしかかり・・。



出口の全く見えない迷路に入り込んだようでした。


転職も考えました。


深夜、コンビニでバイト。


早朝、新聞配達。

などの副業。

いろんな選択肢も考えました。


でも、それすら行動に移せずに時が刻々と過ぎていきました。


たとえ自宅兼事務所とは言え、家賃を含め色々な経費がかかってくるわけです。


もちろん生活費も捻出しなければなりません。


利益でその経費を賄えない。

すなわち赤字というやつです。


そんな月が多くなってきました。


不安で不安でたまらない。


心折れそうな時が何度もありました。


でも、折れるわけにはいかないんです。


自分には家族と子供がいるんです。



何とか踏ん張らないと・・・。


とある決断をする時が近づいてました。












  

Posted by kosshii46 at 11:46Comments(0)